2026年2月01日

便潜血検査結果は陰性。
気になる症状は何もない。
それでも、”念の為”受けた大腸カメラ検査で大腸がんが見つかった患者様がいらっしゃいました。
私は、消化器内視鏡専門医として日々胃カメラ・大腸カメラ検査を行っていますが、この様なケースは決して珍しいことではありません。
「私は元気だし、大丈夫」
「健康診断でも異常がなかったから大丈夫」
そう思っていた方ほど、検査結果を聞いた瞬間、驚いて言葉を失います。
便潜血検査は1つの判断材料に過ぎない
健康診断や人間ドックで行われている便潜血検査は、大腸がん発見の大きなキッカケとなります。
しかしながら、この検査には限界があります。
一度受けたことがある方ならお分かりだと思いますが、検便を行い、便に血が混ざっていれば陽性、混ざっていなければ陰性となります。便に混ざる血は痔からの出血あるいは女性なら生理時の経血も「便潜血検査陽性」の要因となります。一方で、検査時に大腸にポリープがあったとしても出血していないと陽性になりません。つまり、大腸がんだったとしてもその時点で出血していなければ陰性という結果になるのです。
便潜血検査はスクリーニング検査であり、検査結果は可能性を示唆するのみであるということを知っておいていただきたいです。
大腸の精密検査は大腸カメラ検査です。大腸カメラ検査を受ければ確実にご自身の腸内を知ることができ、大腸がんをはじめ、何かしらに罹患は明確になります。
従って、大腸カメラ検査を受けた方は便潜血検査は不要となります。
「がんになる前」に切除。が大腸カメラの最大のメリット
大腸がんの多くは、最初からがんだったわけではなく、数年かけてがん化していきます。
がんへと進行する途中段階で大腸カメラ検査を受けてポリープを切除してしまえば、大腸がんになる要素を取り切ることができるので、完全に大腸がんを予防することができます。
[育つ前に取る!]これが、大腸カメラ検査の大きなメリットです。
あまり知られていませんが大腸がんの初期症状はほぼありません。症状が出る頃には既に進行していることも少なくありません。気づかずうちに進行しているところが恐ろしい点です。
だからこそ、「症状がない今」こそが検査のベストタイミングなのです。
内視鏡専門医も定期的に検査を受けている
当然のことながら、消化器内視鏡専門医である私自身も定期的に大腸カメラ検査を受けています。
私の父が40代で受けた大腸カメラ検査で切除したポリープが大腸がんだったことは当時学生だった私にとっては衝撃的な出来事でした。大腸ポリープのできやすさや大腸がん罹患率は遺伝します。実際、定期的に受けている大腸カメラ検査で私は毎回ポリープ切除してもらっています。
日頃患者様の内視鏡検査を行なっている立場としても、自分が受ける検査の前には少し緊張しますが、検査でポリープ切除してもらった後の安心感や検査後のスッキリ感は何ものにも変え難いものだということも身をもって経験しています。
患者様が大腸カメラ検査前の下剤服用を頑張ってくださっていることや、不安や恥ずかしい気持ちを抱えて検査に臨んでくださっていることは実体験をもって理解している為、当院では患者様が検査を[ご自身を整える時間]として楽しみにしていただけるよう、ネガティブな要素は極力排除する工夫を様々な観点で心がけています。
*カウンセリングスタイルの診察室
*プライバシー重視のトイレ付き完全個室な下剤ルーム
*男女別の更衣室
*検査後に横になったままゆったりお休みいただけるリカバリールーム
*リアルグリーン溢れるホテルラウンジのようなリフレッシュエリア
など、動線やくつろぎやすさ、照明に至るまで細部にこだわり、検査への余計なストレスを感じないよう配慮した空間を実現しました。
「まだ大丈夫」が1番危ない!
✅ 受診や検査は後回しにしてしまう
✅ 内視鏡検査は痛そうだし怖いイメージがある
✅ 特に症状がでていないから検査の必要はないと思う
✅ 他のスケジュールを優先させてしまう
✅ 大腸カメラは他人事な気がしている
こうした理由で、大腸カメラ検査を先送りにする人は多いです。
しかしながら、日本人の死亡要因の上位である大腸がん。女性の死因はNO.1です。健康診断の受診率は上がっているにも関わらず罹患率は下がっていないという悲しい現実があります。
大腸がんは”正しく検査を受ければ必ず予防できるがん”です。
それにも関わらず、
「痛そうだし、大変そう」
「まだ大丈夫だし」
「来年になったら…」
と、検査を受けない選択をする人がとても多いです。
「あの時検査を受けていればよかった」
と、後から取り返しのつかない事態にならないためにも、
「検査を受けくれてありがとう!」
と、将来の自分に感謝される選択をすることをお勧めします。
大切な人のために、自分を大切にする習慣を
大腸カメラ検査を定期的に受ける習慣は、”毎日頑張っている自分へのご褒美”であり、”大切な人への思いやり”でもあります。
受けてさえいれば絶対に罹患しないと言い切れる大腸がんを予防しないなんてもったいない!
これが消化器内視鏡専門医の私が声を大にしてみなさんにお伝えしたいメッセージです。
以下のチェック項目で1つでもあてはまる項目がある人は一度ご相談いただければと思います。
✅ 家族に大腸がんの既往歴がある
✅ 最近便が細く、またはコロコロしている
✅ 便潜血検査陽性になった
✅ 排便時に出血があった
✅ 40歳以上
✅ 便秘・下痢に悩んでいる
どんなことでもお気軽にお電話にてご相談ください。
皆様からのご連絡・ご受診をお待ちしています。
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