口臭
口臭

「最近、口の臭いが気になる」
「人と話すときについ距離を取ってしまう」
口臭は多くの方が抱える悩みですが、原因はひとつではありません。歯科的な問題と思われがちですが、胃や食道など“体の内側”の不調が影響しているケースも少なくありません。
市販のケア用品を使っても改善しない、歯科で異常がないと言われた──このような場合は、消化器内科での精査が役に立ちます。
口臭はエチケットの問題だけではなく、内臓の不調や慢性的な炎症が背景に隠れている場合があります。特に消化器系が原因の口臭は気づきにくく、自覚症状がほとんどないまま進むことがあります。
「原因が分からないままずっと悩んでいる」という方は、一度医療機関で原因を確認することをおすすめします。
もっとも多い原因は、歯周病・虫歯・舌苔(舌に付着した汚れ)といった口腔内の問題です。特に歯周病は強い臭いにつながりやすく、慢性的な口臭の大部分を占めると言われています。
などは一時的な口臭を引き起こします。喫煙は歯周病悪化にもつながり、長期的な口臭のリスクになります。
胃・食道の状態が口臭に影響することがあります。代表的な疾患には以下が挙げられます。
胃酸やガスが食道を通って口まで上がることで、独特の臭いが発生します。
ピロリ菌は胃炎・胃潰瘍・胃がんの原因となる細菌ですが、この菌が作り出すアンモニアが強い口臭につながることがあります。除菌治療で改善が期待できるため、早期発見が大切です。
糖尿病、肝・腎機能の低下、ストレス、加齢などが口臭に影響する場合もあります。全身疾患が背景にある場合は、口腔ケアだけでは改善しにくいのが特徴です。
下記のような症状を伴う場合は、消化器のトラブルが関わっている可能性があります。
これらは胃酸やガスが上がってくる「内因性口臭」と呼ばれるタイプで、歯磨きやマウスウォッシュでは改善しません。
口臭につながりやすい「胃炎」「胃潰瘍」「逆流性食道炎」などを直接確認できる検査です。経鼻または経口から細いカメラを挿入し、胃・食道・十二指腸の状態を丁寧に確認します。ピロリ菌の有無や粘膜の炎症も評価でき、根本的な原因診断に有用です。
尿素呼気試験、血液検査、便検査、胃カメラ時の生検など、複数の方法で感染の有無を調べられます。除菌治療を行うことで、口臭の改善につながるケースもあります。
肝機能・腎機能・糖代謝など、内臓の状態を総合的にチェックします。全身疾患に伴う口臭の原因究明に欠かせない検査です。
肝臓・胆のう・膵臓などを非侵襲的に確認できます。脂肪肝、胆石、膵臓の炎症など、消化機能に影響する病気の評価に役立ちます。
もちろん大丈夫です。口臭は自分では気づきにくく、他人にも指摘されにくい症状です。気になる段階でご相談いただくことで、原因を早期に特定できます。
あります。胃炎・逆流性食道炎・ピロリ菌感染などが原因で、酸っぱい臭い・空腹時の不快な臭いが生じることがあります。心配な場合は胃カメラで状態を確認するのが確実です。
内臓由来の口臭は、胃酸やガスが上がることで発生するため、歯磨きでは改善しません。一方、口腔由来は歯科治療や口腔ケアで改善が見込めます。原因を見極めることが重要です。
原因により対応が変わるため、まず問診と検査で「どこに問題があるか」を明確にします。当院では胃カメラ・ピロリ菌検査を含め、消化器由来の口臭にも幅広く対応しています。
胃カメラによる胃粘膜の評価、ピロリ菌検査、血液検査、便通の状態確認などを組み合わせて診断します。必要に応じて歯科や耳鼻科との連携も行います。
口臭は「恥ずかしい」「相談しづらい」と感じてしまいがちですが、原因が分かれば改善できることがほとんどです。胃や腸の不調が関わっているケースも多く、医療的なアプローチが必要なこともあります。
「最近、口臭が強くなった気がする」「胃の調子も気になる」
そんなときは、一度当院へご相談ください。胃カメラ検査やピロリ菌検査を含め、専門的な立場から原因に応じた診断と治療をご提案いたします。
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