のどの違和感が続くときは、早めの受診を

• 「のどに何かが張り付いているような感じ」
• 「イガイガする」
• 「飲み込みがスムーズでない」
• 「声がかすれる」

——こうした症状は、風邪やアレルギーのせいだと考えがちですが、実は胃酸の逆流や食道・咽頭の病気が背景にあることも珍しくありません。
とくに、違和感が長く続く場合は

• 逆流性食道炎
• 咽喉頭逆流症
• 食道がん
• 咽頭がん
• ピロリ菌感染、慢性胃炎

などが隠れている可能性もあります。
原因を明らかにするためには、専門医による診察と内視鏡検査（胃カメラ）が非常に有効です。気になる症状があれば早めにご相談ください。

こんな症状があれば、ご相談ください

• のどにつかえる、詰まるような感覚がある
• 飲み込みにくい、引っかかる感じがある
• 声がかすれる・ガラガラする
• 咳が長く続く
• 胸やけ、酸っぱい逆流感を感じる
• のどの不快感が何週間も続いている

ひとつでも当てはまる場合は、ご受診をおすすめします。早期診断が安心につながります。

のどの違和感の主な原因

逆流性食道炎・咽喉頭逆流症

胃酸が食道やのどの方まで上がってくることで炎症を起こし、

• のどの違和感
• 声枯れ
• 咳

が現れることがあります。とくに就寝中は胃酸が逆流しやすいため、朝に症状が強い方も多くみられます。

食道がん・咽頭がん

飲み込みづらさ、声の変化、体重減少などを伴う場合には悪性疾患の可能性もあります。早期であれば治療の選択肢も広がるため、「少しおかしいな」と思った時点での内視鏡検査が重要です。

咽喉頭異常感症

検査では異常が見つからないものの、ストレスや自律神経の乱れによってのどに異物感が生じる状態です。ただし、この診断に至る前に器質的な病気（がん・逆流性食道炎など）をしっかり除外することが必須です。

ピロリ菌感染・慢性胃炎

胃が慢性的に炎症を起こすことで、胃酸の逆流が起こりやすくなり、のどに不快感を生じることがあります。ピロリ菌が疑われる場合は、適切な検査と治療が必要です。

放置するとどうなる？

のどの違和感に潜むリスク

「そのうち治る」と放置してしまうことで、次のような状態を見逃してしまうことがあります。

違和感は小さなサインでも、背景に重大な疾患が潜むことがあります。

当院で行う検査

胃カメラ検査（上部消化管内視鏡検査）

のどの違和感の原因として多い

• 逆流性食道炎
• 咽頭への胃酸逆流
• 食道の炎症・潰瘍
• 腫瘍病変

などを、胃カメラで直接確認できます。必要に応じて組織検査（生検）も行い、より詳しい評価が可能です。
当院では、鎮静剤（静脈麻酔）を使用し、眠っているような状態で負担なく検査を受けていただくことが可能です。検査中の嘔吐反射や不快感が大幅に軽減され、初めての方でも安心して受けられます。
また、負担の少ない経鼻内視鏡にも対応しており、患者さまのご希望や症状に合わせて検査方法を選択できます。

よくある質問

のどの違和感は「消化器のサイン」のことも

恵比寿おだぎ内視鏡・消化器胃腸内科クリニックでは、消化器内視鏡専門医が、丁寧な診察と精密な内視鏡検査により、原因をしっかりと見極めます。
「気のせい」「疲れのせい」と思わず、気になる症状があればいつでもご相談ください。